暑い8月も今日で終わり、明日からは9月がやって来ます。朝晩、幾分か過ごしやすくなってきました。さて、9月には仏教の行事があります。それは、「お彼岸」です。「お彼岸」は春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(一年で14日間)です。最初の日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼びます。今年の「彼岸入り」は9月20日、「彼岸明け」は9月26日ということになります。では、この「お彼岸」とはどういうものなのでしょうか。
お彼岸というのは私たちの住む現世(此岸)から、向こう岸にある迷いのない悟りの世界(彼岸)へ渡るための修行期間だとされています。仏教の教えを守り、行いをつつしむ期間です。3月と9月の年2回で、今ではそれぞれ春分の日と秋分の日と結びつき、墓参りなどをする年中行事で、先祖供養や仏道実践を通して私たちの「心」を軌道修正する大切な期間なのです。 2013年8月31日