浄土宗をお開きになった法然上人のご命日にその徳を偲んで営まれる法会です。ご遺訓の「一枚起請文」を声高らかに拝読します。御忌とは天皇や皇后などの忌日法 要の敬称ですが、後柏原天皇からご詔勅をいただいて以来、特に法然上人忌日にこ の言葉が用いられています。 御忌のこころは、求道研鑽の日々を送り、念仏信仰をあまねく広めた上人の御徳を 偲び、感謝の気持ちをささげること。もちろん、それには、「南無阿弥陀仏」のお 念仏をお称えすることが大切です。 ぜひ、参詣し報恩と感謝のお念仏をおとなえしましょう。
「施餓鬼」とは・・
救抜焔口餓鬼陀羅尼経に書かれている釈尊の弟子・阿難尊者の故事を起源とする、あの世で餓えに苦しむ全ての餓鬼を救う手立てとして営まれる法要です。そこには自分の先祖だけでなく、無縁の仏様、ひいては生きとし生けるもの全てに向ける供養という意味があります。
この時期は多くの家族が故郷に戻ってきます。そこでは家族、更にはご先祖様にも囲まれ、本来の自分の命の繋がりを再確認することができるでしょう。そして南無阿弥陀仏のお念仏をお唱えすると共にご先祖様に感謝し、より一層の意義のあるものにいたしましょう
・毎年12日に行います。 新しい年を迎えて最初の別時念仏です。心新たにお念仏をお称えし、ご先祖様に感謝をし、一年間のお念仏への誓いを立てましょう。
※写真は、お琴の演奏の写真です。