源昌寺は佐賀県鹿島市にある浄土宗の寺院です。本尊は阿弥陀如来です。江戸時代に山浦(南川・川内・山浦)及び本城の一部を所有していた深江氏の菩提寺です。 享保18年(1733年)に建立された享保の飢饉の供養塔があります。

ただ見れば何の苦もなき・・・

ただ見れば何の苦もなき・・・

ただ見れば なんの苦もなき 水鳥の 足に暇なき
我が思いかな

水戸光圀公がお作りになった和歌です。

【意味】水鳥はスイスイと水面に浮いているように思える。
でも、水面下では足をひっきりなしに動かして、見
えない所で苦労している。
他人のやっている事は、気楽で簡単にそうに見える。
しかし自分でやって見ると、以外に簡単にいかない
のが常。自分が同じ事を行う時に初めてその大変さ
が分かる。

最近は、この言葉が胸に突き刺さります。一国一寺を預かる身として。
寺の運営も難しい時代となりました。しかし、実は視点が違うから
思いがズレてしまうのでしょうか。
ただ、ひたすらに念仏に励む毎日をお過ごしくださった法然上人。
また、400年以上続く法灯をお守り頂いた歴代上人。
いつの時代も苦労は尽きませんが・・・
その足跡をたどるとき。不思議とその苦労と想いに。
自然と涙が出て参ります。

合掌

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