千年の善行にも勝る・・・「十夜法要」
令和4年12月2日(金)~4日(日)の3日間、3席で十夜法要を勤めました。
今年は、少しづつ元の形へと近づけ、法話と御詠歌を取り入れての3年ぶりの開催となりました。
皆さまと共に「お念仏」をお唱えし、ご回向をいたしました。
「目に見えないものを大切にする生き方」、最近少しづつ忘れられようとしているように感じます。
仏さまの教えを聞き、もう一度その大切さを痛感させられた法要でした。
令和4年10月1日(土)14:30より、当山の令和4年施餓鬼法要を開催いたしました。
今年も新型コロナ感染症の予防対策として、午前中は一般参詣者のお参りのみ、午後から初施餓鬼をお迎えのご家庭だけという形を取らせていただきました。素晴らしい秋晴の下にたくさんの皆様のご支援とご協力をいただき誠にありがとうございました。
私自身も住職として初めての導師を務めさせていただきました。何事も最初が肝心。
この思いをずっと持ち続けようと思っております。皆様と共にお念仏を唱え、一緒にご回向をいたしました。
また、最近はずっと出来なかった詠唱奉納も各回向の後に入れさせていただきました。
熱き想いを胸に・・。生前のお姿を偲びつつ。皆様と共にお唱えした詠唱は、必ずや亡き人の元に届いたことでしょう。たくさんの方々にお参り頂きまして本当にありがとうございました。
皆さま、どんなお盆をお過ごしになったでしょうか?
当山、源昌寺では、初めてお盆の合同回向会を開催いたしました。
これまでは、先代住職と一緒に佐賀県内を棚経(ご自宅に伺ってご供養をすること)しておりましたが、住職を交代し、また先代も引退をしています。
昨今のコロナ感染症対策等、色んな状況を考えて、本堂での合同の回向会を開催することになりました。
開催するまでには、、、
色々と思い悩みましたが、「開催してよかった」と思える励ましの言葉や労いの言葉をいただきました。
「和顔愛語」・・・仏教ではよく耳にする言葉です。何気ない一言が人を救うこともあれば、そうでないこともある。
「ことば」には、強い力を持っていると思います。
たくさんの方々にお参り頂き、ありがとうございました。源昌寺の法灯を繋ぐ糧となったことは、言うまでもありません。
ご先祖様に思いを馳せ、多くの方々の「いのち」のつながりとご縁に感謝しながら、ご回向をさせていただきました。
最近、とても嬉しいことがありました。浄土宗の宗祖法然上人のご命日忌の「御忌法要」を令和4年4月29日(祝)に開催した際に撮影をしてくださった写真を頂きました。また、いつでも撮影して送りますよ!そう、言ってくださいました。N村様ありがとうございました。
私は、学生時代は京都の大学に通っておりました。毎年夏の修練道場での修行を終えると、嵯峨野の清凉寺へお参りをしておりました。まさにその場所は、法然上人が24歳の頃、皆が救われる道はないのだろうか。とお悩み頂き、清凉寺に籠られて修行をされた場所でありました。いわば、浄土宗にとって原点となる場所であります。私は、無事に夏の修練が満行したことの報告を兼ね、また、法然上人のご遺徳を偲ぶために、参拝しお念仏を申しておりました。そんなことを思い返しながら、上人のご遺徳に感謝しつつ、皆さまと共にご回向をさせて頂きました。
暑い8月も今日で終わり、明日からは9月がやって来ます。朝晩、幾分か過ごしやすくなってきました。さて、9月には仏教の行事があります。それは、「お彼岸」です。「お彼岸」は春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(一年で14日間)です。最初の日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼びます。今年の「彼岸入り」は9月20日、「彼岸明け」は9月26日ということになります。では、この「お彼岸」とはどういうものなのでしょうか。
お彼岸というのは私たちの住む現世(此岸)から、向こう岸にある迷いのない悟りの世界(彼岸)へ渡るための修行期間だとされています。仏教の教えを守り、行いをつつしむ期間です。3月と9月の年2回で、今ではそれぞれ春分の日と秋分の日と結びつき、墓参りなどをする年中行事で、先祖供養や仏道実践を通して私たちの「心」を軌道修正する大切な期間なのです。 2013年8月31日
あるお檀家さんとお話しをした時のことでした。
「和尚さん、都会に行っている子どもたちが帰って来たとき、自分の檀家寺のことを知ってもらおうと本などを見せますがあまり見てくれません。今の流行なのでしょうか。インターネットなどはよく見るのです。うちのお寺にもホームページなどがあればいいと思うのですが。」というような内容でした。
ICT(Information and Communication Technology)のめまぐるしい発展によって、必要な情報が瞬時に手に入るようになりました。私自身は、個人的に何年か前からFaceBookをしていましたが、お寺のホームページを立ち上げようとは思っても見ませんでした。やはり、お寺というのは「古式ゆかしき」と思われがちだからだと思います。
決意しました光明山 源昌寺のホームページを開設しようと。何日か解説書を読みあさりホームページの開設に至りました。こういう機会を与えて下さいました檀家の方に感謝申し上げます。これも、頂いた貴重なご縁だと思っております。また、若い方々にも親しみのあるホームページとなるよう努力していきたいと思っております。どうぞ、よろしくお願いいたします。 副住職