浄土宗 光明山 源昌寺

源昌寺は佐賀県鹿島市にある浄土宗の寺院です。本尊は阿弥陀如来です。江戸時代に山浦(南川・川内・山浦)及び本城の一部を所有していた深江氏の菩提寺です。 享保18年(1733年)に建立された享保の飢饉の供養塔があります。

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2月8日の大雪

令和7年2月8日(土)は夜半から雪が積もり、何年ぶり?かの大雪となりました。
源昌寺の周辺も久しぶり積もり雪化粧となりました。

ただ見れば何の苦もなき・・・

ただ見れば なんの苦もなき 水鳥の 足に暇なき
我が思いかな

水戸光圀公がお作りになった和歌です。

【意味】水鳥はスイスイと水面に浮いているように思える。
でも、水面下では足をひっきりなしに動かして、見
えない所で苦労している。
他人のやっている事は、気楽で簡単にそうに見える。
しかし自分でやって見ると、以外に簡単にいかない
のが常。自分が同じ事を行う時に初めてその大変さ
が分かる。

最近は、この言葉が胸に突き刺さります。一国一寺を預かる身として。
寺の運営も難しい時代となりました。しかし、実は視点が違うから
思いがズレてしまうのでしょうか。
ただ、ひたすらに念仏に励む毎日をお過ごしくださった法然上人。
また、400年以上続く法灯をお守り頂いた歴代上人。
いつの時代も苦労は尽きませんが・・・
その足跡をたどるとき。不思議とその苦労と想いに。
自然と涙が出て参ります。

合掌

令和7年初念仏講を執り行いました!

令和7年1月12日(日)10:00~初念仏講を執り行いました。当日は、大雪の予報でどうなるかとても心配いたしましたが、晴れ男の住職の力でしょうか。午前中はとてもいい天気となりました。檀信徒の皆様と共に新しい年を迎え、心新たにお念仏をし、新年がいい年でありますように。そんな願いを込めて読経・回向をいたしました。今年は、杵屋五洲様、杵屋五猿様を招いて、「長唄の演奏」をして頂きました。日本人は古来より、四季を楽しみ、また季節の変わり目を敏感に感じながら日々生活をしていたのだと。また、それを三味線の音で「冬の雪」や「夏の海」、「秋の虫」を表現しているのが、歌舞伎の醍醐味でもあるとのこと。日本人は、四季を愛し楽しみ日々過ごしてきた。そのことを改めて想わせて頂くようでもありました。法要が終わった後、参詣者の皆様から「あーとてもよかった~」そう言って頂きました。

 

令和6年十夜法要を執り行いました

令和6年12月6日(金)から8日(日)まで3日間、3席で十夜法要を執り行いました。3日間ともいい天気に恵まれ、たくさんのご参詣を頂きました。有難いことです。本年は、佐賀教区南里組浄國寺の上田光俊上人に法話を頂きました。この一年の締めくくり季節に仏さまの教えを聴き、もう一度お念仏の教えを皆さんと一緒に再確認いたしました。お話を聴き、自分を見つめる。また見つめることが出来る時間を少しでもつくるということが大事です。普段は気が付かないけれど、そんな見方があるなあと気づかせて頂くことがとても大事なのです。今年も20名ほどの方が3席とも満行され、記念品をお受けになりました。